2018年5月22日火曜日

不安をあおり契約させるリフォーム工事の点検商法

「近くで屋根工事をしていたら、お宅の瓦が傷んでいるように見えたので点検
したい」と業者が訪問してきた。点検した後、業者が撮影した瓦の映像を見せ
られ、「かなりひどい。このままでは雨漏りするかもしれない。すぐに工事を
したほうがいい」と言われた。迷っていると、「たまたま今日この地域に来て
いるので今でないと契約出来ない」とせかされ、約40万円の契約をしてしまっ
た。不安になって、やめたいと連絡したが、「もうキャンセルは出来ない」と
怒鳴られた。(70歳代 女性)
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<ひとこと助言>
☆住宅リフォーム工事等の勧誘が目的ということを告げず点検を持ち掛け、不
 安をあおって契約をせかすという「点検商法」のトラブルが後を絶ちません。
 家族や周囲の人も高齢者の様子に気を配りましょう。
☆「点検させてほしい」と訪問してくる業者には応対しないようにしましょう。
☆点検を依頼した場合でも、結果をうのみにしないで、冷静に受け止めること
 が大切です。別の専門家等に確認して、複数の見積りを取るなど、決してそ
 の場で契約しないようにしましょう。
☆法定の契約書面を受け取ってから8日以内である等の場合はクーリング・オフ
 を行うことが出来ます。
☆困ったときは、お近くの消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。

イラスト入りリーフレット(PDF形式)はこちらのURLからご覧いただけます。
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mglist.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、国民生活センターの公表情報をもとに編集・発行しています。

<詳細>
「大雪で歪んだ」などと自宅の不具合を指摘して不安をあおる「点検商法」
-高齢者を中心に、自宅を大切に思う気持ちにつけ込まれています-
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180301_1.html

●全国の消費生活センター等の相談窓口
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html
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メールアドレスの変更と配信解除はこちらへ
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mgtop.html
問い合わせ:mimamoru-kun@kokusen.go.jp
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2018年5月15日火曜日

健康食品の摂取による肝障害にご注意

だるさが続き、皮膚も黄色っぽくなっていたため病院に行った。血液検査をす ると、肝臓や胆道の病気の変化を示す値が上昇していた。2~3カ月ほど前から、 3種のサプリメントを摂取していたが、中止したところ、これらの値は減少した。 サプリメントに対する反応を調べる血液検査でもすべて陽性となり、薬物性肝 障害と診断され、1カ月ほど入院となった。(70歳代 女性)
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<ひとこと助言>
☆健康食品の摂取により、まれに薬物性肝障害を発症することがあり、重症化  するケースも報告されています。多くは自身の体質によるもので、誰でも発  症する可能性があります。
☆健康食品を摂取して、倦怠感、食欲不振、発熱、黄だん、発疹、吐き気・おう吐、かゆみ等の症状が続く場合は摂取をやめ、速やかに医療機関を受診しましょう。
☆受診する際は、健康食品やそのパッケージを持参し、医師へ正確に情報を伝えましょう。
☆健康食品は、あくまで補助的なものです。安易に健康食品で栄養の偏りや生活の乱れを解決しようとせず、まずは日頃の食事、運動、栄養に気を配りましょう。
イラスト入りリーフレット(PDF形式)はこちらのURLからご覧いただけます。 http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mglist.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、国民生活センターの公表情報をもとに編集・発行しています。
<詳細> 健康食品の摂取により薬物性肝障害を発症することがあります
-「医師からの 事故情報受付窓口」から- http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170803_1.html
●全国の消費生活センター等の相談窓口
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雑木林を売却したはずが、別の新たな原野を買わされた

宅地建物取引業の免許を持つ業者から、電話で何度も、昔両親が400万円で購入
した雑木林の売却を持ちかけられた。断ったが「約5千万円で買い取る」と言わ
れ根負けし、会って話を聞いた。「他の土地を一緒に購入すれば節税になる」
「購入費用は後で返す」等と説明され、よく分からなかったが、買い手のつか
ない土地が売れるならと思い、約400万円支払って契約書にサインした。しかし、
いつまでも購入費用は返金されず、業者は電話に出ない。契約書を確認すると、
雑木林を1200万円で売り、原野を1600万円で購入する契約となっていた。(60
歳代 女性)
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<ひとこと助言>
☆過去に原野商法(値上がりの見込みがほとんどないような原野や山林等の土
 地を、将来値上がりするかのように偽って販売する手口)の被害に遭った人
 や、それらの土地を相続した人に、「土地を高く買い取る」と持ち掛け、言
 葉巧みに売却額より高い値段の新たな土地も一緒に購入させる二次被害の相
 談が見られます。
☆「土地を買い取る」「お金は後で返す」などと言われても、きっぱりと断り、
 絶対にお金を支払わないようにしましょう。
☆宅地建物取引業の免許があっても、悪質な勧誘を行う業者もいるので、注意
 が必要です。
☆一度お金を支払ってしまうと、取り戻すのは困難です。不審な点を感じたら、
 お近くの消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットラ
イン188)。

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本情報は、国民生活センターの公表情報をもとに編集・発行しています。

<詳細>
より深刻に!「原野商法の二次被害」トラブル-原野や山林などの買い取り話
には耳を貸さない!契約しない!-
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180125_1.html

●全国の消費生活センター等の相談窓口
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