2012年5月30日水曜日

金の購入契約、受け取りは25年後!?

 自宅に来た営業マン風の男性に「金を買っておくといいですよ」と勧められ
た。昔、金を買った経験もあったし、とても感じのいい人だったので買うこと
にした。業者に約500万円を渡したが、現物はどこに保管されているのかと疑問
に思い、弟に相談した。弟が契約書を確認すると、約500万円は頭金のようなも
ので、残りは月6万円ずつ25年間積み立て、全額を支払い終えたら現物を受け取
れるという総額2000万円以上の契約だった。そんなに高額で長期の契約だとは
思わなかったので解約を申し出ると、契約時の手数料約200万円を差し引いて返
金すると言われた。納得がいかない。(80歳代 女性)

ひとこと助言
  電話や訪問で「金が値上がりしているので必ずもうかる」「金のこつこつ貯
 金はいいよ」などと勧められ、長期間分割で代金を前払いする、金の購入契
 約に関する相談が寄せられています。
  80歳代の人が25年かけて支払うと、金の現物を受け取れるのは100歳を超えて
 からということになります。また、25年の間に業者が倒産するなどのリスク
 もあり、必ず受け取れるという保証はありません。
  事例のように、後で長期の契約だったことに気づき、中途解約したら高額な
 手数料を差し引かれたなどというケースも目立っています。
  業者の説明をうのみにせず、契約前に書面等でもよく確認し、その場で契約
 することはできるだけ避けましょう。



見守り新鮮情報 第136号 発行:独立行政法人国民生活センター から抜粋


2012年5月24日木曜日

電池による事故


 今回は、注意していただきたい電池による事故事例をご紹介します。

  事例1 逆装填による破裂

     懐中電灯の購入後、ボタン電池を装填したが点灯せず、その後、電池が破裂し、飛び出した。
  
   → ボタン電池を4個直列に装填する構造でしたが、1個を逆装填したため、電池が充電されて内圧が上昇し、破裂したものと推定されます。    
     
  事例2 新旧電池を混ぜた使用による液漏れ

     ラジコンのコントローラーに使用していたアルカリ乾電池から液が漏れ、顔に付着した液でやけどを負った。
  
   → 新旧のアルカリ乾電池を併用したため、古い乾電池が過放電状態となり内部のガス発生に伴い内圧が上昇し、安全弁が作動して漏液したものと推定されます。    

  事例3  長期間保存による液漏れ

     たんすの中に入れていた未使用のアルカリ乾電池が液漏れし、衣類等を汚した。その後、漏れた液(粉末)が付いた衣類を着用し、化学やけどを負い、かぶれた。
  
   → たんすにアルカリ乾電池を長期間保管していたため、液漏れが生じ、漏れた液が付着した衣類を着用したことにより、化学やけどを負い、かぶれたものと推定されます。   
  
  事例1、2のように、電池の逆装填や新旧電池の混同は破裂や液漏れの原因になります。極性を逆に(プラスマイナスを逆に)したり、新旧の電池を混ぜて装填しないでください。
   
  事例3のように、保存期間や保存状態によって電池は液漏れすることがあります。電池には品種ごとに使用推奨期限が設定されているので参考にしてください。



PSマガジン(製品安全情報マガジン)2012. 5.22 Vol.169 から抜粋。

原文はこちらです。


http://www.nite.go.jp/jiko/psm/psm_vol169_120522.html

2012年5月17日木曜日

注意!介護ベッドの手すりの隙間に首などを挟む事故!

 消費者庁によると、介護ベッドの手すりの隙間に頭や首・手足などを挟まれ
て死亡や重症に至った事故は、2007年度から約5年間で58件報告されています。
そのうち死亡事故は29件にものぼります。
 介護ベッドの各製造事業者は、事故を防ぐための部品を配布したり、製品の
安全使用に関する注意喚起を行ったりしていますが、部品の入手や交換をして
いない使用者もいます。隙間に頭や首などが入り込むおそれのある製品を使用
している場合は、部品を入手して取り付けるなどの対策が必要です。

ひとこと助言
  介護ベッドの手すりは、ベッドの側面に取り付けられ、ベッドからの起き上
 がりや乗り降りの際につかまって体を支えたり、体がベッドから落ちたりし
 ないようにするためのものです。
  しかし、手すり本体や手すりとベッドとの間に生じる隙間、手すりを逆向き
 に取り付けたために生じた隙間などに頭や首・手足などが挟まれる重大な事
 故が発生しています。
  各製造事業者は、事故の危険性のある製品に対し、隙間を埋めたり、逆向き
 取り付けを防止したりする部品を配布しています。介護ベッドの使用者や介
 護者などは、事故の危険性のある製品かを製造事業者に確認し、該当する場
 合は至急対策を講じましょう。
  2009年に介護ベッドの日本工業規格(JIS)が改正され、挟み込み防止のため
 の隙間の基準強化が図られています。購入などの際には、新JIS対応製品であ
 ることを必ず確認するようにしましょう。


見守り新鮮情報 第135号
発行:独立行政法人国民生活センター
から抜粋。


http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen135.html

2012年5月9日水曜日

カセットこんろによる事故


  カセットこんろによる事故

   今回は、ご注意していただきたいカセットこんろによる事故事例を
   ご紹介します。
  
  (事例1) カセットこんろの火が消えたため、火をつけ直し、3回目の
       つけ直しの後にカセットボンベが爆発して6人が顔などに火
       傷を負いました。
  
   → 五徳(熱源の上に設置して、鍋、やかん、焼き網などを乗せるた
     めの器具)を裏返した状態で使用していたため、ガスボンベの内
     圧が上昇し、圧力安全装置が作動して自動消火していましたが、
     それに気づかず火をつけ直し使用していたため、ガスボンベの変
     形が進み、爆発したものと推定されます。
    
      
  (事例2) グリルを使用中のガスこんろの上に置いたカセットこんろを
       点火しようとしたところ、カセットこんろが爆発し、2人が
       火傷を負いました。
  
   → ガスこんろの上にカセットこんろを置いた状態でガスこんろのグ
     リルを使用していたため、ガスこんろの熱がカセットこんろに伝
     わり、ガスボンベの内圧が上昇して破裂し、事故に至ったと推定
     されます。
    
   
    事例1のように、五徳を裏返して使用すると熱がガスボンベにも加
    わり内圧が上昇しやすくなるので、正しく装着してください。
   
    事例2のように、熱源の近くにボンベがあると爆発することがあり
    ます。熱源の近くではカセットこんろは使用しないでください。
    ミニポスター
    http://www.nite.go.jp/jiko/poster/data/0270.pdf

    再現映像
    http://www.nite.go.jp/jiko/poster/swf/0270.swf

製品安全情報マガジン(PSマガジン)
2012. 5.8 Vol.168 から抜粋

原文はこちら
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/psm_vol168_0508.html