2013.11.26 VOL.205
PSマガジン(製品安全情報マガジン)
NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構]
製品安全センター
(事例1)使用中の電気こたつとその周辺を焼く火災が発生した。
→ 電気こたつの中に掛け布団を押し込んで使用していたため、ヒー
ターユニットの保護カバーに接触して焼けたものです。
(事例2)電気こたつの中間スイッチ周辺から出火し、こたつ布団が焼け
た。
→ コードの中間スイッチ付近に無理な力が加わり、コード芯線が断
線してスパークが発生し、こたつ布団に着火したものです。
◇事例1のように、電気こたつのやぐらの中にこたつ布団や座布団、座
椅子などを押し込まないでください。こたつを布団の上で使用し寝て
いたところ、毛布に着火して火災に至った事例もあります。また、や
ぐらの中で洗濯物を乾かさないでください。洗濯物がヒーターユニッ
トカバーに接触して、着火・延焼し住宅が全焼した事例も報告されて
います。
◇事例2のように、電源コードを引っぱったり、曲げたり、ねじったり、
踏みつけたりしないでください。また、電源コードをこたつの脚など
で踏まないように注意してください。電源コードが半断線して、ショ
ートし、火災になるおそれがあります。
◇その他に、電気こたつ、ファンヒーターに温風ダクト(省エネダクト)
を組み合わせて使用し、思わぬ事故が起こっています。ファンヒータ
ーの熱風を温風ダクトで電気こたつに引き込み暖をとるものですが、
こたつの脚が変形したり、やけどや火災の可能性があります。こたつ
布団、こたつの脚などに温風ダクトの排風口を直接当てないようにし
てください。また、ダクト口はファンヒーターの吹き出し付近に近づ
けすぎないよう、取り扱いには十分注意してください。
元記事はこちら
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html
2013.11.12 VOL.204PSマガジン(製品安全情報マガジン)
NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構]製品安全センター (事例1)【ガスこんろ】(千葉県、80~84歳・女性、死亡) ガスこんろ及び周辺が焼損し、1人が死亡する火災が発生した。 → ガスこんろで調理中に使用者の衣服に火が燃え移り、火災が発生 したものと推定されます。 (事例2)【石油ストーブ】(愛知県、70歳代・男性、軽傷) 当該製品及び周辺を焼損する火災が発生し、2人が負傷した。 → 使用者が、給油時に当該製品を消火しなかったことと、カートリッ ジタンクの蓋のロック確認を怠ったため、カートリッジタンクを 本体に戻したときに蓋が開き、灯油が当該製品にかかり火災に至っ たものと推定されます。 (事例3)【電気ストーブ】(石川県、85~89歳・男性、死亡) 電気ストーブ及び周辺を焼損する火災が発生し、1人が死亡した。 → 電気ストーブを使用中に可燃物(毛布、衣類等)が接触し、火災 に至ったものと推定されます。 (事例4)【除雪機】(山形県、75~79歳・男性、死亡) 自宅倉庫内で、男性が除雪機に右足の太ももを巻き込まれて死亡 した。 → 安全装置が装着されておらず、点検時にエンジンを停止していな かったため、足を滑らせた際に回転しているオーガに巻き込まれ たものと推定されます。 ◇事例1のように、服の袖などに火が移ることがあるのでガスこんろに は近づき過ぎないでください。バーナーの上に手を伸ばすときは、必 ず火を消すなど、火の上には絶対に身体を乗り出さないでください。 また、毛足の長いもの、ゆったりと垂れ下がったデザインのもの等は 着火しやすく、着火に気づきにくい衣類ですので、注意が必要です。 火が見えていなくてもバーナーの上は高温であり着火しやすくなって います。 ◇石油ストーブではカートリッジタンクのふたを締めた後、給油口を下 にして火の気のないところで油漏れのないことを必ず確認してくださ い。 ◇ストーブは布団やカーテン、新聞紙など可燃物の近くで使用しないで ください。高温部に接触して火災となることがあります。
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html
見守り新鮮情報 第177号 平成25年11月8日◇発行:独立行政法人国民生活センター◇<事例1>知らない業者から電話で、「オリンピック関連企業への投資のパンフレットが全国500名限定で送付されるので、届いたら権利を譲ってほしい」と言われた。パンフレット到着後に電話をくれたら、東京オリンピックの入場券をプレゼントするという。不審である。(60歳代 男性)<事例2>以前、ある会社の未公開株を30万円で購入していたが、先日、証券会社の担当を名乗る者から「オリンピック開催が決定して10倍の300万円になったので売らないか」と電話があり、売ることにした。「売却代金を送金する保険料」として30万円振り込んだが、その後も手数料等の名目で何度も請求を受けお金が無くなり、友人に借りに行ったところ、詐欺だと言われた。(70歳代 男性)<ひとこと助言>☆2020年の開催決定に伴い、東京オリンピックに関連した詐欺的トラブルの相談 が寄せられています。☆悪質業者は、話題となっている出来事を悪用して近づいてきます。今後東京オ リンピックに関連したトラブルはさらに増えてくると考えられますので、十分 注意することが大切です。☆いったんお金を払ってしまうと、取り戻すのは非常に困難です。うまい話を持 ち掛けられても安易に信用しないようにしましょう。
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen177.html
見守り新鮮情報 第176号 平成25年11月1日◇発行:独立行政法人国民生活センター◇亡くなった夫宛てに、NPO法人を名乗る団体から「告発通知」という文書が届いた。驚いて差出人に電話をかけると、「あなたの夫がポルノビデオを買ったので告発される。今なら告発を取り下げることができるので、お金を払うように」と言われた。心当たりはないが故人の名を汚したくないと思い、5回にわたって合計約300万円を郵送したが、その後も、「まだ足りない。あと150万円支払え」などと電話がある。どうしたらよいか。(60歳代 女性)<ひとこと助言>☆NPO法人を名乗る団体や弁護士などから「違法なわいせつビデオ・DVDの購入 者を告発する。取り下げてほしい場合は連絡すること」などと書かれた文書 が届いたという相談が依然として寄せられています。☆「違法」「告発」などと不安をあおって電話をさせ、取り下げ料などの料金 を請求する架空請求の手口です。☆本人だけでなく、事例のようにすでに死亡している配偶者や同居していない 息子の宛名で送付され、確認が取れず一層不安に駆られる場合もありますが、 心当たりが「ある」「ない」にかかわらず、絶対に連絡してはいけません。☆連絡してしまい、金銭を要求されても、決して支払わないようにしましょう。
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen176.html