2012年3月28日水曜日

はしごや脚立による事故

         はしごや脚立による事故  

    今回は、ご注意していただきたい はしごや脚立 による事故事例を
    ご紹介します。

   (事例1) 男性が雨どいの修理工事中に、高さ数メートルのはしごから
           転落し、意識不明の重体になった。

   →  被害者が雨どいの修理中に誤って転落したものと推定されます。


   (事例2) 脚立の天板に立って庭木の剪定中、横方向に転倒しました。

   → 被害者が天板に立った状態で作業したため、身体のバランスを崩し、
    脚立と共に転倒したものと推定されます。なお、天板のラベル及び取
    扱説明書に天板上に立たないよう警告されていました。


    事例1のように、本来高所へ昇降するためのはしごの上で作業すると
    は、バランスを崩すしやすいので、はしごの上では作業をしないでく
    ださい。

    はしごの上の作業イメージ
    http://www.nite.go.jp/jiko/poster/swf/0642.swf

    事例2のように、脚立の天板に立って作業をすると身体のバランスを
    崩しやすいので、天板の上に立って作業をしないでください。

    天板作業のイメージ
    http://www.nite.go.jp/jiko/poster/swf/0641.swf

   なお、NITEでは、3月22日にはしご・脚立等の注意喚起を行いました。
   詳しくは、下記のHPをご覧ください。

   平成24年3月22日
   「はしごや脚立等による事故の防止について(注意喚起)

    http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs120322.html


原記事は【PSマガジンvol.165】3月27日号に掲載されております。

2012年3月22日木曜日

スマートフォンのトラブル

スマートフォンは、従来の携帯電話にパソコンやゲーム機などの機能を取り込んだものであり、その便利さから急速に普及が進んでいます。
インターネットを活用しているために、スカイプなどの無料通話やゲーム・コミュニティ・掲示板・日記などのサービスもスマートフォンだけで利用ができます。

このように魅力的なスマートフォンですが、開発期間が短い製品だけに機器の不具合や、複雑な料金体系、新しいサービスの想定外の利用法などのトラブルが起きています。

例えば、OSやアプリのアップデートなどにより所有者が使用をしていなくてもインターネット接続をすることがあり、その消費電力や課金が問題になることもあります。
多機能であるために、従来の携帯電話と比較して消費電力は大きく、バッテリの消耗も格段に早いため、充電をする間隔が短くなっています。
また、インターネットへの常時接続が前提となるため、パケット通信の定額プランの契約が必要となり、月々の通信料が高くなる傾向があります。

こうしたスマートフォンの特徴を理解した上で契約をしないと、使い勝手が悪いと感じたり、思ったよりも料金が高くなるということになってしまうので注意が必要です。

また、新しく登場したサービスなので想定外のトラブルも発生する可能性があります。
モバイル機器で使用されるWIFIルートでのインターネット接続にすると、現時点では通信事業者が実施しているフィルタリングを回避してしまうため、有害サイトにアクセスしてしまう可能性があります。
ドラッグや児童売買春など、インターネットで問題になっている違法行為について、保護者の目に触れることなく学生がアクセスしてしまうリスクも生じます。

スマートフォンのOS(アンドロイド)は無料で使えるアプリが多いのがセールスポイントですが、無審査で提供されるアプリには住所や電話番号などの個人情報を取得するものも多いため、これが架空請求などの恐喝行為に悪用される危険性もあります。

スマートフォンはとても便利なツールであることは確かですが、使い方を誤れば損害も大きなものになってしまいます。
インターネットの利用と同様で、慎重な使い方を心がけるようにしましょう。

2012年3月15日木曜日

延長コードによる事故


   今回は、ご注意していただきたい延長コードによる事故事例をご紹介
   します。

  (事例1) 電子レンジを使用中に異臭がし、レンジを接続していた延長
      コードが焦げました。

  → 延長コードは、差し込み口ごとにスイッチが付いているタイプで、
   スイッチのすき間に液体が浸入したために接触不良が起こり、異常
   発熱して焦げたものと推定されます。
  (事例2) 延長コードを接続していた壁のコンセント付近から出火し、
     壁面が焦げました。

  → 延長コードに定格電流を超える複数の電気製品を接続していたた
   め、延長コードの差し込みプラグが異常発熱し、断線・スパークが
   生じて発火したものと推定されます。

   事例1のように、水など液体がコンセント内部に入ると、異常発熱し
   て発火することがありますので、コンセントに水がかからないよう
   にしてください。事例2のように、定格電流を超える電気製品を接続
   すると延長コードが異常発熱して発火することがありますので、定
   格電流を超えないようにしてください。   

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製品安全情報マガジン(PSマガジン)2012. 3.13 Vol.164より
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/psm_vol164_0313.html 

スーダンポンド・アフガニスタンアフガニの両替

国内で取扱いの少ない外国通貨の両替について、トラブルが多数報告されています。
詳しくは、消費者庁のホームページをご覧ください。

http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/120313shiryo1.pdf

金融トラブルなどの無料相談会


金融トラブル・投資サギ・多重債務・臨床心理士による無料カウンセリング

◆東海財務局では、3月22日(木)23日(金)のニ日間にわたり、相談会を開催します。来局による面談のほか、遠方の方や来局できない方は、電話でもご相談いただけます。
◆投資サギ、金融機関とのトラブル、多重債務でお困りの方に、専門家(弁護士、司法書士)と相談員が適切なアドバイスを提供します。
◆今回は臨床心理士による、「多重債務に関するこころの相談」も受けつけております。
まずはお気軽にお電話ください


●相談会場 東海財務局
 名古屋市中区三の丸3-3-1
 地下鉄名城線市役所駅3番出口より徒歩5分


●予約・問い合わせ
 金融ほっとライン(東海)052-951-9620
 3月21日まで(平日のみ)
 午前9時~12時、午後1時から5時

●専門家(弁護士・司法書士・臨床心理士)による面談は、人数に限りもあり、予約優先とさせていただきます。


2012年3月9日金曜日

悪質商法に騙されないための契約知識講座

3月8日 東海神栄株式会社様にて、社員の方を対象に「悪質商法に騙されないための契約知識講座」を行いました。

今回は、社会人向けの講座を初めて開催しました。
悪質商法に対しては、一度被害にあってしまうとなかなかその回復が難しい点があり、最も重要かつ有効な手段は、その手口や解決方法などの予備知識を身につけることです。
また、高齢者被害の多くが独居や日中・平日独居など現役世代と関わりが薄い方が狙われる傾向にあります。現役世代の方への啓発を通して、親御さん、親戚、近所の方などと現役世代とが関わりを深めることが、被害を未然に防ぐ効果を高めます。

当日は、お仕事を終えてお疲れのところ、74名の方々にお集まりいただきました。


今回は、悪質商法について、さまざまな事例を挙げて講演しました。
最近恵那市でも被害報告の多い、未公開株や社債などの利殖詐欺、サクラを使った出会い系サイト被害についてもお話させていただきました。


恒例のクーリングオフ Yes/Noクイズです。


全問正解者には東海神栄様にてご用意いただいた景品が贈られました。



ご清聴ありがとうございました。皆さん熱心に聞き入っていただき、講演も大変スムーズに出来ました。また、社員の皆様の真摯な公聴姿勢に敬服いたしました。


消費生活相談窓口では、企業様への出前講座もうけたまわっております。従業員様向け、企業様向けなどご要望には出来る限りお応えできるようにいたしますので、ぜひご活用ください。

2012年3月5日月曜日

ワンクリック詐欺のサイトにアクセスして請求画面が消えないときは

動画サイトを閲覧しているうちに、アダルトサイトへのリンクがあったので、それをクリックしたら有料の承諾をしていないのに料金を請求されたというトラブルが未だに後を絶ちません。

このように何らかのリンクをクリックしただけで、次画面で料金の請求をされるのは「ワンクリック詐欺」と呼ばれています。

有料であることの確認画面を表示せずに、いきなり料金を請求するような行為は、契約が成立していないので無効です。
そんな請求に応じる必要はなく、基本的には無視をするという対応になります。

ただ、こうした悪質なサイトの中には、ウィルスをパソコンにインストールして、請求の画面を表示し続けるものがあります。
このようなウィルスに感染すると、電源を再起動しても請求の画面が焼きついたようになり消えません。

そのような請求画面が消えない場合の対処法としては、「システムの復元」機能を利用することが有効とされています。

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)のホームページの「ウィルス対策Windowsのシステム復元」で実施手順が解説されていますので、こうしたトラブルに遭遇した場合にはご参照下さい。