2011年12月28日水曜日

ゆたんぽによる事故


独立行政法人製品評価技術基盤機構から製品安全情報マガジン(PSマガジン)が発行されました。
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/psm_vol160_1227.html


抜粋を掲載いたします。


  ◇今回は、ご注意していただきたいゆたんぽによる事故事例をご紹介し
   ます。

  (事例1) ゆたんぽを使用していたら、足に低温やけどを負いました。
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  → 使用者が長時間ゆたんぽを皮膚に接触させて使用したことで、低温
   やけどを負ったものと推定されます。なお、本体のキャップには「低
   温やけどに注意」と印字されており、また、取扱説明書には、「湯た
   んぽを直接身体に触れないような位置に置いてご使用ください(直接
   触れると低温やけどの原因となります)」、「就寝時は布団の外に出
   すか、身体から離して置いてください」と記載がありました。

  (事例2) 電子レンジ加熱式ゆたんぽを電子レンジで自動加熱(オート加
      熱)したところ、取り出した際に破裂して内容物が飛散し右手に
      やけどを負いました。
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  → 取扱説明書に示された加熱方法では異常が見られないことから、規
   定時間を超えて加熱したことにより、ゆたんぽ内の内容物が過剰に加
   熱され、内部圧力が高くなるとともに、ゆたんぽに亀裂が発生し、取
   り出した際に破裂・飛散したものと推定されます。
 
  ◇事例1のように、ゆたんぽを長時間皮膚に接触させると低温やけどを
   起こすことがありますので、ゆたんぽは、就寝前に布団の中に入れ
   て、温まったら布団からとり出してください。事例2のように、電子
   レンジ加熱式ゆたんぽは、決められた加熱方法(加熱のワット数・時
   間)を必ず守ってください。

    NITEでは、低温やけどや電子レンジ加熱式湯たんぽの事故について、
   注意喚起を行っております。また、消費者庁においても湯たんぽのや
   けどについて注意喚起を行っております。

   NITE「低温やけど」の事故防止について(注意喚起)
    http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs091126.html

   NITE 電子レンジ加熱式湯たんぽによる加熱時の火傷事故の再発防止
   について(注意喚起)
    http://www.nite.go.jp/jiko/news/079/news79.html

   消費者庁 冬の身近な危険について その1 湯たんぽによるやけどに
   ご注意を!
 
    http://www.caa.go.jp/safety/pdf/111130kouhyou_2.pdf