2014年3月3日月曜日

補聴器選びは慎重に!

見守り新鮮情報 第184号                平成26年2月28日

◇発行:独立行政法人国民生活センター◇

サングラスを買うためにメガネ店に出向いた際、店員に「左耳が突発性難聴の
ために耳鳴りがする」という話をした。試しにその店で扱っている補聴器を着
けてみると、耳鳴りが止まったような気がした。店員から勧められ右の耳にも
着けたところ、良く聞こえるようになったと感じた。そのまま売り場で、どの
補聴器が良いかなどと聞かれ、いつの間にか両耳で約50万円の補聴器を買うこ
とになってしまった。後日、やはり高額だと思いキャンセルしたいと伝えたが
拒否された。その後、病院で診察を受け「補聴器はしないほうがよい」との診
断が出た。解約できるか。(60歳代 女性)

<ひとこと助言>
☆補聴器にはいろいろな種類があり、価格や性能は様々です。購入の際には事
 前に耳鼻咽喉科を受診し、自分の「聞こえ」の状態などについて相談したり、
 商品の情報収集をしたりすることが大切です。
☆補聴器では、使用する人の聞こえに合わせるフィッティングと呼ばれる調整
 作業が重要になります。購入後にも再調整などの必要があるため、専門知識・
 技術を有する販売員がいる店で購入するとよいでしょう。
☆聞こえが十分でない高齢者が、販売員の説明をよく理解しないまま契約して
 トラブルになることがあります。購入の際は家族など周りの人がサポートし
 ましょう。

イラスト入りリーフレット(PDF形式)は国民生活センターホームページ
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen184.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。