各種金融機関や会員制サイトを装った偽物のホームページを運営し、そこを本物と誤認した訪問者にクレジットカード番号等を記入させて、その情報を不正に入手する手法が存在します。そして、そのカード情報等を悪用して金銭を騙し取るという手口です。こうした詐欺の手法はフィッシング詐欺と呼ばれています。
フィッシング詐欺を行う業者は、巧妙に模倣した金融機関のホームページを作成し、そこにメール等で一般消費者を誘導します。そして、「パスワードの有効期限が近づいています」「新サービスの移行にあたりパスワードの再入力をして下さい」などの口実によって、消費者の銀行情報やクレジットカード情報を盗み取ろうとします。
その偽物のホームページを信用して銀行情報等を入力してしまうと、それを悪用されて預金を詐取されてしまいます。
こうしたフィッシング詐欺のホームページは、外見は本物の金融機関のホームページとそっくりに作られているので、思わず信用してしまうものです。
そんなフィッシング詐欺に騙されないようにするための対策は、以下のとおりです。
(1)スパムメールに記載されたURLを安易にクリックしない。
(2)ブラウザのアドレスバーに表示されているURLが本物かどうかを確認する。
(3)ウィルス対策ソフトのフィッシング検知機能を利用する。
(4)OSやブラウザ等のソフトのバージョンを常にアップデートし最新の状態に保つ。
これらの対策を実行するだけで、フィッシング詐欺の被害は予防できます。インターネットはルールを守って安全に利用しましょう。