カセットこんろによる事故
今回は、ご注意していただきたいカセットこんろによる事故事例を
ご紹介します。
(事例1) カセットこんろの火が消えたため、火をつけ直し、3回目の
つけ直しの後にカセットボンベが爆発して6人が顔などに火
傷を負いました。
→ 五徳(熱源の上に設置して、鍋、やかん、焼き網などを乗せるた
めの器具)を裏返した状態で使用していたため、ガスボンベの内
圧が上昇し、圧力安全装置が作動して自動消火していましたが、
それに気づかず火をつけ直し使用していたため、ガスボンベの変
形が進み、爆発したものと推定されます。
(事例2) グリルを使用中のガスこんろの上に置いたカセットこんろを
点火しようとしたところ、カセットこんろが爆発し、2人が
火傷を負いました。
→ ガスこんろの上にカセットこんろを置いた状態でガスこんろのグ
リルを使用していたため、ガスこんろの熱がカセットこんろに伝
わり、ガスボンベの内圧が上昇して破裂し、事故に至ったと推定
されます。
事例1のように、五徳を裏返して使用すると熱がガスボンベにも加
わり内圧が上昇しやすくなるので、正しく装着してください。
事例2のように、熱源の近くにボンベがあると爆発することがあり
ます。熱源の近くではカセットこんろは使用しないでください。
ミニポスター
http://www.nite.go.jp/jiko/poster/data/0270.pdf
再現映像
http://www.nite.go.jp/jiko/poster/swf/0270.swf
製品安全情報マガジン(PSマガジン)
2012. 5.8 Vol.168 から抜粋
原文はこちら
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/psm_vol168_0508.html