2012年5月17日木曜日

注意!介護ベッドの手すりの隙間に首などを挟む事故!

 消費者庁によると、介護ベッドの手すりの隙間に頭や首・手足などを挟まれ
て死亡や重症に至った事故は、2007年度から約5年間で58件報告されています。
そのうち死亡事故は29件にものぼります。
 介護ベッドの各製造事業者は、事故を防ぐための部品を配布したり、製品の
安全使用に関する注意喚起を行ったりしていますが、部品の入手や交換をして
いない使用者もいます。隙間に頭や首などが入り込むおそれのある製品を使用
している場合は、部品を入手して取り付けるなどの対策が必要です。

ひとこと助言
  介護ベッドの手すりは、ベッドの側面に取り付けられ、ベッドからの起き上
 がりや乗り降りの際につかまって体を支えたり、体がベッドから落ちたりし
 ないようにするためのものです。
  しかし、手すり本体や手すりとベッドとの間に生じる隙間、手すりを逆向き
 に取り付けたために生じた隙間などに頭や首・手足などが挟まれる重大な事
 故が発生しています。
  各製造事業者は、事故の危険性のある製品に対し、隙間を埋めたり、逆向き
 取り付けを防止したりする部品を配布しています。介護ベッドの使用者や介
 護者などは、事故の危険性のある製品かを製造事業者に確認し、該当する場
 合は至急対策を講じましょう。
  2009年に介護ベッドの日本工業規格(JIS)が改正され、挟み込み防止のため
 の隙間の基準強化が図られています。購入などの際には、新JIS対応製品であ
 ることを必ず確認するようにしましょう。


見守り新鮮情報 第135号
発行:独立行政法人国民生活センター
から抜粋。


http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen135.html