2012年8月1日水曜日

古着を売るつもりが…貴金属を買い取られた!

「リサイクルショップを開設するので、古着や陶器などどんなものでも買い取
る」と女性から電話があり、訪問を了承した。古着などを準備して待っている
と、来訪したのは男性で、「買い取るのは貴金属、テレカ、切手だけ。貴金属
があれば見せてほしい」と言われた。電話の説明と違うと戸惑ったが、すでに
家の中に通していて断りにくかったため、しかたなく指輪2個を見せた。業者は
結局この指輪を6千円で買い取っただけで帰って行った。冷静に考えると、最初
から貴金属だけが目当てだったのではないか。騙されたようだ。(60歳代 女
性)

ひとこと助言
「不用品を買い取る」などと電話があり、そのつもりで来訪を承諾したのに、
 実際は当初の話にはなかった貴金属の買い取りを持ちかけられるという訪問
 買取の相談が寄せられています。
事例の他にも、目を離した隙にアクセサリーを壊され、「壊れているから使
 えませんね」などと言われ無理やり買い取られたなどといった強引なケース
 もあります。
訪問買取については法改正がされようとしていますが、現行法ではクーリン
 グ・オフの制度はありません。買い取られた商品は、あとで返品してもらお
 うとしても、さまざまな理由をつけられて取り戻せないことがほとんどです。
 買い取ってもらうつもりがないときは、きっぱり断りましょう。

見守り新鮮情報 第140号(国民生活センター発行)から抜粋