2012年7月31日火曜日

新手のサクラサイト商法に注意

インターネットや携帯を使った出会い系サイトで、高額な課金をしてしまうトラブルが増加しています。恵那市でも出会い系サイトの被害は昨年から通算して3件の相談があり、その被害金額は4,224万円にも上っています。

メール交換の相手から、サイトを通じたメールを続ければ報酬を払うと言われ、それを信じてサイトのポイントを購入するうちに数十万円から数百万円になってしまうものです。もちろん、相手から報酬が支払われることはありません。
メール交換の相手は実在する人物ではなく、こうした手口はサクラと呼ばれています。

こうした被害に遭うのは若者だけではなく、全国的には50代や60代の成人も含まれ、被害者の男女比は同程度です。
出会い系サイトのサクラ行為については、各地で裁判の争いになることも増え、このような行為は詐欺的であり、サイトに支払った対価も高額過ぎることから暴利行為と認められるようになってきました。

出会い系サイトのサクラ行為によって、サイトへの課金を続けさせることが違法と判断されるようになると、サイト業者は新たな手口を生み出します。

国民生活センターは、新手のサクラサイト商法として、スマートフォンを活用した手口が増えていることを公表しました。
それによると、LINESKYPEなどを利用した無登録のコミュニケーションアプリを通じて、複数の知らない人からゲームへの参加を呼びかけられるものです。ゲームは「数日間で100円」と低額であると語って安心させ、知らぬ間に高額の定額制に移行するものや、「賞金等をかけて対戦ゲームをさせる」と語って高額の課金をする手口が確認されています。

今後もスマートフォンを使った出会い系やゲームなどのサクラ行為は増えていくことが予想されます。見知らぬ人からのメールやメッセージには十分な警戒をしましょう。