す。
(事例1)【外部からの熱による破裂】
使用後のライターを自動車の助手席に置いていたところ、しばら
くして破裂し、耳鳴り等がして耳が聞こえづらくなった。
→ ライターを助手席に置いたことから、夏の直射日光があたり高温
になったため、ガス蒸気圧が上昇し、破裂したものと推定されま
す。
(事例2)【外部からの熱による破裂】
蚊取り線香の缶の中にライターを入れたまま、缶のふた(燃焼皿)
に蚊取り線香を入れて使用していた。部屋に風が入るため窓を閉
めたところ、しばらくして突然、缶内のライターが破裂するとと
もに燃焼皿が吹き飛び、火の付いた線香が飛び散って周辺が焦げ
た。
→ 線香の火が、風が止まった際に炎を上げ、他の部位に燃え移って
生じた異常燃焼の熱及びその他種々の条件が重なったために、缶
内にあったライターの内圧が上昇し、破裂に至ったものと推定さ
れます。
(事例3)【ライターによる花火の急な点火】
花火を持ち、ライターで火を点けたところ花火が急に燃え上がり、
ライターを持った右手の人差し指と中指をやけどした。
→ 製品の使用方法に手持花火については、ろうそくで点火すること
を記載してあり、点火にマッチ・ライターを使用しないことにつ
いても、警告表示をしていることから、使用者の誤使用による事
故であると判断されます。
◇事例1、2のように、
破裂してしまうことがあります。
たり、熱源の近くに置くことはしないでください。
◇事例3のように花火はライターで点火せず、
で正しく使用してください。
PSマガジン(製品安全情報マガジン)
2012. 8.14 Vol.174
から抜粋。
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html