す。
(事例1)【バランスを崩して転倒】
踏み台を使用して作業中に転倒し、打撲を負った。脚部が破損し
ていた。(60歳代)
→ 事故品の支柱の強度には異常が見られず、支柱端部が通常の使用
における荷重方向とは異なる内側方向に変形していたことから、
事故の原因は、使用者が踏み台に乗って作業中、体のバランスを
崩して、片側支柱に荷重が集中したか、または、転倒した際に、
製品に接触し衝撃的な荷重が加わり折損したものと推定されます。
(事例2)【感覚機能の低下に伴う低温やけど】
家人の世話によって、電子レンジ加熱式ゆたんぽに足をつけて就
寝していたところ、足に低温やけどを負った。(70歳代)
→ 使用者は足が不自由で感覚が鈍い状態にあり、取扱説明書どおり
の加熱では温かく感じなかったため、再加熱していることから、
通常よりも高温となっている当該品に長時間同じ部位を接触させ
たことで、低温やけどに至ったものと推定されます。
(事例3)【製品の操作ミスによる事故】
電動車いすで走行中に溜め池に転落した。転落時に軽い打撲・擦
り傷を負い病院に入院したが、後日、肺炎を発症し死亡した。
(70歳代)
→ 使用者が、Uターン時に曲がりきれず、スイッチを後退に切り替
えたつもりだったが前進させてしまい池に落ちたと証言している
ことから、被害者の運転ミスによる事故と推定される。
(事例4)【グリルの消し忘れ】
集合住宅の一室から出火して、同室約40平方メートルを全焼し、
家人1人が煙を吸うなどして病院に搬送された。(60歳代)
→ 事故前にグリルで魚を焼いていることから、火の消し忘れにより、
受け皿に溜まった油脂等が過熱し、火災に至ったものと推定され
ます。
◇事例1、2のように、
ことがあります。高齢者の自覚も必要ですが、
業を代わりにする、高齢者の感覚機能を把握するなど、
さい。
◇事例3のように、
なく、身体機能の低下により事故に遭う場合があります。
や買い換え時には事業者やケアマネージャー等に相談し使用者の体
にあった製品を選択しましょう。また、
を選択し、使用方法に慣れるまではサポートなどしてください。
◇事例4のように、
事故が多いです。
のを選択してください。また、
い。