PSマガジン(製品安全情報マガジン)
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
製品安全センター
◇今回は、注意していただきたい電気こたつ、電気カーペット、
ぽによる事故事例をご紹介します。
(事例1)【電源コードの半断線による発熱】
電気こたつの中間スイッチ付近から出火する火災が発生し、周辺
が焼損した。
→ 電源コードに引っ張りや折り曲げの負荷がかかり、中間スイッチ
の根元部で半断線が起き、コードがショートして発火したと推定
されます。
(事例2)【ヒータ線集中による部分的な過熱】
電気カーペットが温かくならず、コントローラーから焦げたよう
なにおいがした。
→ カーペット本体に大きなシワが生じた状態で使用したため、ヒー
ター線同士の発熱により部分的に過熱状態となり、ヒューズが溶
断した際に、焦げたようなにおいがしたものと推定されます。
(事例3)【低温やけど】
ゆたんぽを使用中、低温やけどを負った。
→ ゆたんぽに足首が長時間触れたまま寝ていたために、低温やけど
を負ったものと推定されます。
※低温やけどとは比較的低い温度(40~50℃)のものに身体
の同じ箇所が圧迫しながら触れ続けたため、筋肉などの細胞が
壊死することです。
◇事例1のように、
ると半断線して電気抵抗が大きくなり発熱し、
たることがあります。
電源コードに負荷がかからないように注意してください。
◇事例2のように、
ーター線同士が近寄ることで部分的に過熱状態になり危険です。
カーペットは広げてシワのない状態で使用してください。
◇事例3のように、
低温やけどになることがあります。
布団から出し、身体に触れないようにしてください。
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html