2012年12月12日水曜日

玩具による事故

2012.12.11 Vol.182
PSマガジン(製品安全情報マガジン)
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
製品安全センター


   ◇今回は、注意していただきたい玩具による事故事例をご紹介します。

   (事例1)【コマのひもが目に当たり怪我】

      子どもがコマを回して遊んでいたところ、樹脂製のひもの先が側
      にいた子どもの目に当たり、軽傷を負った。

    → コマを回す際に周囲を十分確認しなかったため、樹脂製ひもを引
      いて腕を振り上げたところ、近くにいた子どもの目に樹脂製のひ
      もが当たったものと推定されます。

   (事例2)【乗物玩具の転倒】

      幼児が乗物玩具で走行中、路面の段差に車体底部が引っかかって
      転倒し、軽傷を負った。

    → 段差のある路面で製品を使用していた際に、車体底部の前方転倒
      防止の安全ストッパーが路面の段差に引っかかったため、当該ス
      トッパーを支点に車体が浮き、前方へ転倒したものと推定されま
      す。
      なお、取扱説明書には、「安全のため、必ず平坦な地面でのみ使
      用してください」旨の注意表記が記載されていました。

   (事例3)【誤った使用による製品破損】

      子どもがスティック型化学発光体で遊んでいたところ、中の液体
      が飛び散って目に入り、医療機関を受診した。

    → 当該製品は使用開始時に本体を1回だけ折り曲げて内部の2種類
      の溶液が混合されることで発光するものですが、その後、繰り返
      し折り曲げられたことにより、内部のガラス製アンプルの破損箇
      所が更に粉砕され、屈曲等の衝撃によりガラス片がチューブ(ポ
      リプロピレン樹脂製)内側に食い込んで生じた亀裂から内容液が
      飛び散ったものと推定されます。
      なお、パッケージには複数回の折り曲げを禁止する旨の注意表示
      が記載されていました。

   (事例4)【玩具の踏みつけ等による怪我】

      子どもが床にあったミニカーセットの飛行機の尾翼の上に誤って
      座ってしまい、臀部に裂傷を負った。

    → 事故品にはバリ、カエリなどの製造上の問題はなく、通常に持っ
      て遊ぶ等の操作するだけでは負傷には至らないと考えられること
      から、玩具の上に座ったことにより負傷したものと推定されます。

    ◇事例1のように、こまを回すときに周りに人がいるとひもが目にあた
    ることもあり危険です。こまに限らず、動きをつけて遊ぶような玩具
    (こま、刀剣型玩具など)は周りに人がいないか確認してください。

   ◇事例2のように、乗物玩具をでこぼこの道で使用すると思わぬ転倒に
    つながることがあります。取扱説明書に書かれている使用場所で遊ば
    せてください。

   ◇事例3のように、他の製品同様、玩具も誤った使用によって事故につ
    ながることがあります。お子さんに遊ばせる前に取扱説明書をよく読
    んで正しい使用を理解し、ものによっては保護者付き添いのもとで遊
    ばせてください。

   ◇事例4のように、玩具を足で踏みつけたりお尻で踏んだりすることで
    けがをすることがありますので、取り扱いに注意してください。

   なお、NITEでは、今回ご紹介した玩具の事故に関係する、家庭内に
   おける子どもの事故について平成24年9月20日に注意喚起を行いま
   した。詳しくは、下記のHPをご覧ください。

   「家庭内における子どもの事故の防止について(注意喚起)」
    http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs120920.html

http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html