PSマガジン(製品安全情報マガジン)
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
製品安全センター
◇今回は、
す。
(事例1)【温水洗浄便座】
温水洗浄便座の一部が焼損した。
→ 長期使用(約20年)により、便座電気コードの被覆の劣化と、
便座の開閉による屈曲により、便座電気コードの芯線が断線する
とともに被覆が損傷し、損傷箇所に尿や洗剤等が浸入してトラッ
キングが発生し、出火に至ったものと推定されます。
(事例2)【電気カーペット】
使用中の電気カーペットの一部が焦げた。
→ 長期使用(約24年以上)により、発熱体にストレスが加わり破
断し、破断部の抵抗値が増加して、異常発熱し焦げたものと推定
されます。
(事例3)【屋外式ガス給湯器】
浴槽へ給湯中、屋外に出たところ、ガス給湯器の前面カバーが焼
け、熱交換器に穴が開いた。
→ 長期使用(約20年)により、燃焼用の空気を取り入れるファン
に、多量の埃が付着して空気不足となり、燃焼室内の燃焼バラン
スが崩れ、熱交換器の溶接部の一部に亀裂が発生し、その後の運
転の繰り返しで亀裂が拡大したために、亀裂部分から燃焼炎が噴
出して前面カバーの焼損に至ったものと推定されます。
◇事例1~
す。使用されている製品に「焦げくさいにおいがする」、「
きていた動作をスムーズに行わなくなった」など、
は、使用を中止し、メーカーや販売店に相談してください。
なお、経済産業省では「経年劣化事故の予兆事例チェックリスト」
作成し公表していますので、ご参考にしてください。
http://www.meti.go.jp/product_
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html