2013年6月12日水曜日

屋外における子どもの事故

2013.6.11 VOL.194
PSマガジン(製品安全情報マガジン)
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
製品安全センター


   『乳幼児(0~3歳)に多い事故』
   (事例1)ベビーカーの折り畳み部に子どもの指が挟まれた。

    → 子どもが近くにいるときにベビーカーを開いたため、折り畳み部
      にあった子どもの指がフレームとその受け部に挟まれ、負傷した
      ものと推定されます。

   『幼児(4~6歳)に多い事故』
   (事例2)自転車用幼児座席の足乗せ部が破損・脱落し、足が巻き込ま
        れた。

    → 転倒等の衝撃により取付板部に亀裂が発生し、使用中に繰り返さ
      れる負荷により破損・脱落し、足が巻き込まれたものと推定され
      ます。

   『小中学生(7~14歳)に多い事故』
   (事例3)自転車の車輪に泥除けや傘等の異物を巻き込み転倒した。

    → 走行中、前輪に異物を巻き込んだため、ブレーキがかかったよう
      な状態になって転倒したものと推定されます。

    ◇事例1のように、子どもが近くにいるときにベビーカーを開閉する場
    合は特に注意してください。子どもが指を挟み、けがをすることがあ
    ります。

   ◇事例2のように、自転車用幼児座席は不適切な取り付けや転倒等によ
    る変形・亀裂がある状態で使用すると、足乗せ部が破損・脱落し、
    輪に子どもの足が巻き込まれることがありますので注意してください。

   ◇事例3のように、ハンドルに買い物袋や傘等をつり下げて乗らないで
    ください。車輪に巻き込まれると転倒して重傷を負うなど危険です。

   ◆子どもは成長するに従って、さまざまな製品に興味を示して使い始め
    ます。時折は、保護者の方も一緒に使い方を確認する等、正しく適切
    に使用するようにしてください。