2013年10月9日水曜日

スポーツ用品による事故

2013.10.08 VOL.202
PSマガジン(製品安全情報マガジン)
NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構]
製品安全センター

 (事例1)【金属製バット】
 屋外で打撃練習中に、グリップエンドから約20センチメートル
 のところで折損した。

 → バットのグリップ部の複数箇所で疲労破壊が進行し、それにより
 形成された亀裂を起点として脆性(ぜいせい)破壊が起こり、一
 気に破断に至ったものと推定されます。

 (事例2)【卓球台】
 使用者が当該製品を開く際に、バランスを崩して当該製品ととも
 に転倒し、足が下敷きになり、負傷した。

 → 当該製品の設置作業を1人で行い、キャスター付近のフレームに
 足を掛けて天板を手前に引いたためキャスターが動くなどしたこ
 とにより転倒したものと推定されます。なお取扱説明書には「安
 全のため必ず大人2人1組で操作してください。卓球台の側面に
 立ち両手でゆっくり左右に開く」と記載されていました。

 (事例3)【スノーボード】
 スキー場で、スノーボードで滑っていた男性が、親子に衝突して
 子どもが転倒し、頭を打ち死亡した。父親と男性は、背中などを
 打ち軽傷を負った。

 → 滑っていた男性がスピードを出し過ぎていたため、操作を誤り、
 衝突したものと推定されます。

 (事例4)【トランポリン】
 トランポリンを組み立てようと、本体を円形に広げて手を離した
 ところ跳ね返り、パイプ枠が額にあたり、3針を縫うけがをした。

 → 組立説明に関する表示が不十分であり、使用者が本体を完全に円
 形に広げる前にロックピンを差し込み、固定されていない状態で
 手を離したため、押し広げた片側が跳ね返り、スチール製のパイ
 プ枠が額に当たり、けがをしたものと推定されます。

 (事例5)【ゴルフグローブ】
 ゴルフグローブを使用したところ、左手がかぶれた。

 → 当該製品から、メトキシケイ皮酸オクチルなど、事故の症状を引
 き起こす可能性のある化学物質が検出されたことから、事故品に
 含まれる成分により接触皮膚炎を発症したものと推定されます。

 ◇スポーツ用品の多くは力を加えて使うことから、使用方法を間違える
 と、重大な人的被害につながることが多くあります。取扱説明書に従
 い、正しい使用方法を守るとともに、製品に過度な傷やへこみがない
 か等、使用前の点検を怠らないようにしましょう。

http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html