2013年12月10日火曜日

一酸化炭素中毒による事故

2013.12.10 VOL.206
PSマガジン(製品安全情報マガジン)
NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構製品安全センター



  (事例1)【石油ストーブ】
      一酸化炭素中毒の死亡事故が発生し、現場に石油ストーブがあっ
      た。

    →  使用者が就寝時に石油ストーブを消火せず、気密性の高い閉め切
      った寝室で長時間使用していたため、酸素が不足して不完全燃焼
      となり、室内の一酸化炭素濃度が上昇して事故に至ったものと推
      定されます。

  (事例2)【ガス湯沸器】
      ガス湯沸器を使用中、一酸化炭素中毒により1人が死亡、1人が
      軽い一酸化炭素中毒になった。

    → 換気扇を使用していなかったため、換気不良により一酸化炭素が
      室内に滞留し、事故に至ったものと推定されます。また、長期間
      の使用(約34年)によって、ガス湯沸器にホコリとススが詰ま
      り不完全燃焼になりやすい状態だったことも要因と思われます。

  (事例3)【携帯発電機】
      携帯発電機(ガソリン燃料)を使用中、一酸化炭素中毒と考えら
      れる事故が発生し、3人が死亡した状態で発見された。

    → 換気を行っていない室内で発電機を使用していたことから、排気
      ガスが滞留し、一酸化炭素中毒に至ったと考えられます。
      なお、製品本体表示及び取扱説明書には「屋内など換気の悪い場
      所で使用しない」旨、警告表示が記載されていました。

    ◇事例1のように、石油ストーブをつけたまま就寝すると、気密性の高
    い住宅では酸素が不足して不完全燃焼となり、一酸化炭素中毒になる
    おそれがあります。石油ストーブなどの燃焼機器は必ず消してからお
    やすみください。

   ◇事例2のように、ガス湯沸器を使用する際は、必ず換気扇を回すか、
    定期的に窓を開けてください。また、使用中に火が消える、炎があふ
    れる、機器が異常に過熱するといった不完全燃焼の現象がみられた場
    合は、すぐに使用を中止し、点検を受けてください。

   ◇事例3のように携帯発電機は、室内や換気の悪い場所など排気ガスが
    こもる場所では使用しないでください。排気ガスには一酸化炭素等の
    有害物質が含まれており、一酸化炭素中毒等になるおそれがあります。

   ◆一酸化炭素は、燃焼の際に微量ながら発生し、不完全燃焼の際には発
    生量が増加します。色や臭いはありませんが、毒性はとても高く、
    量でも危険です。暖房器具が手放せないこの季節、高気密のマンショ
    ンや住宅にお住まいの方は特に注意して換気をしてください。

http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html