ご紹介します。
(事例1)【電源コードの不適切な接続方法による発火】
エアコンのスイッチを入れたところ、吹き出し口から炎が出て、
柱の一部が焦げた。
→ 内部で電源コードが途中で切断され、ねじり合わせて接続されて
いることから、ねじり接続部が接触不良により異常発熱し、発火
に至ったものと推定されます。
(事例2)【洗浄液等の付着によるショート】
エアコン周辺を焼損する火災が発生した。
→ エアコン洗浄スプレーを使用した際、ファンモーターのリード線
近傍に噴霧したため、洗浄剤がコネクター部に侵入し、トラッキ
ング現象が発生し、出火に至ったものと推定されます。
(事例3)【経年劣化による発煙・発火】
火災報知器のベルが鳴ったので見に行くと、稼働中の扇風機の後
部付近から火が出ていた。
→ 長期使用により、コンデンサーが絶縁劣化して短絡・スパークし、
コンデンサー内部の充填剤や本体内に堆積した埃・塵等に着火し、
モーター部の樹脂製カバーを焼損させたものと推定されます。
・事例1のように、不適切な電源コードの接続は発煙・
ります。
いでください。
・事例2のように、不適切な洗浄方法は発煙・
エアコン室内機の内部洗浄は、
相談ください。
・事例3のように、
経年劣化とみられる事故が発生しています。長期間、
使用している扇風機は、
い。
なお、NITEでは、
注意喚起を行いました。詳しくは、下記のHPをご覧ください。
平成24年6月21日
「エアコン及び扇風機による事故の防止について(注意喚起)」
http://www.nite.go.jp/jiko/
PSマガジン(製品安全情報マガジン) 2012. 6.26 Vol.171 から抜粋。
独立行政法人製品評価技術基盤機構発行