2012年7月17日火曜日

草刈機による事故


  今回は、注意していただきたい草刈機による事故事例をご紹介します。  
      
  事例1 バランスを崩し草刈機と接触

     草刈機を使用中、バランスを崩して転倒し、エンジンの排気口に
     太もも当たり、火傷を負った。

   → 斜面上部の草を刈るため、草刈機のエンジン部を腰に当て、刈刃
     を高くあげて作業していたことから、バランスを崩して転倒した
     際に、エンジンの排気口に被害者の大腿部が触れて火傷を負った
     ものと推定されます。
     
  事例2 草刈機の刃が人の足に接触

     男性が操作していた草刈機の刃が、近くで作業していた女性に当
     たり、女性が死亡した。

   → 肩掛式の草刈機を使用していた男性が水田の斜面を登っていたと
     ころ、近くで作業をしていた女性の足に草刈り機の刃が接触し、
     ひざの後ろを切ったものと推定されます。        
   
   事例1のように、運転中の草刈機との接触は大変危険です。バランス
   を崩さないように足場をしっかり固定し、肩(腰)ベルトをかけて無
   理な姿勢ではなく安定した姿勢で作業してください。また、フェイス
   ガード(保護眼鏡)長袖、長ズボン、長くつを着用し皮膚を保護して
   ください。
      
   事例2のように、草刈機が人にあたらないように、作業中は周囲に人
   がいないか注意してください。


PSマガジン(製品安全情報マガジン)2012. 7.10 Vol.172から抜粋
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/psm_vol172_120710.html