今回は、注意していただきたい照明器具による事故事例をご紹介しま
す。
事例1 取付の固定が不完全なため、落下
シーリングライト(蛍光灯)に取り付けられていた木枠付きシェ
ードカバーが外れて落下し、使用者の顔に当たり重傷を負った。
→ 照明器具の取り付け方法を誤ったために、シェードカバーが落下
したものと推定されます。
事例2 電球に可燃物が接触し、発煙・発火
玄関を通った際にセンサーライト(白熱灯)が点灯した後、しば
らくして玄関に戻ったところ、ダンボールなどが燃えており、廊
下が焦げた。
→ センサーライトを固定しないで、下駄箱の上に置いていたため、
センサーライトが倒れて、落下したランプの熱でダンボールに
火がつき、拡大被害に至ったものと推定されます。
事例1のように、照明器具の不確実な取り付けは、器具の落下や火災
の原因になることがあります。器具の取り付けは取扱説明書を確認し
て、確実に行ってください。
事例2のように、電球に可燃物が接触すると発煙・発火することがあ
ります。電球の近くに紙や布など可燃物を置かないでください。
なお、NITEでは、7月19日に照明器具及び電池による事故の注
意喚起を行いました。詳しくは、下記のHPをご覧ください。
平成24年7月19日
「照明器具及び電池による事故の防止について(注意喚起)」
http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs12071901.html
http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs12071902.html
PSマガジン(製品安全情報マガジン)
2012. 7.24 Vol.173から抜粋
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/psm_vol173_120724.html