2012年7月26日木曜日

照明器具による事故


  今回は、注意していただきたい照明器具による事故事例をご紹介しま
   す。  
       
  事例1 取付の固定が不完全なため、落下

     シーリングライト(蛍光灯)に取り付けられていた木枠付きシェ
     ードカバーが外れて落下し、使用者の顔に当たり重傷を負った。

   → 照明器具の取り付け方法を誤ったために、シェードカバーが落下
     したものと推定されます。

     
  事例2 電球に可燃物が接触し、発煙・発火

     玄関を通った際にセンサーライト(白熱灯)が点灯した後、しば
     らくして玄関に戻ったところ、ダンボールなどが燃えており、廊
     下が焦げた。

   → センサーライトを固定しないで、下駄箱の上に置いていたため、
     センサーライトが倒れて、落下したランプの熱でダンボールに
     火がつき、拡大被害に至ったものと推定されます。        
   
  事例1のように、照明器具の不確実な取り付けは、器具の落下や火災
   の原因になることがあります。器具の取り付けは取扱説明書を確認し
   て、確実に行ってください。
      
  事例2のように、電球に可燃物が接触すると発煙・発火することがあ
   ります。電球の近くに紙や布など可燃物を置かないでください。

   なお、NITEでは、7月19日に照明器具及び電池による事故の注
   意喚起を行いました。詳しくは、下記のHPをご覧ください。
   
   平成24年7月19日 
  「照明器具及び電池による事故の防止について(注意喚起)」
   http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs12071901.html
   http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs12071902.html



PSマガジン(製品安全情報マガジン)
2012. 7.24 Vol.173から抜粋
http://www.nite.go.jp/jiko/psm/psm_vol173_120724.html