2013年1月30日水曜日

「海外宝くじ」には絶対に手を出さない!!

見守り新鮮情報 第155号                平成25年1月29日

◇発行:独立行政法人国民生活センター◇

判断能力に問題がある父が、海外宝くじへのエントリー料金をクレジットカード
で長年支払っていたと最近わかった。今も毎日大量に海外からのダイレクトメー
ルが届く。1件当たりの額は3千円程度だが、件数が多いので引き落とし額は毎月
約10万円になり、約10年間も続いていた。本人が申請していないのに、勝手に
引き落とされているものもある。何とか払ったお金を取り戻せないだろうか。
ダイレクトメールには「当たった」と書いてあるのに当選金が届かないのだか
ら詐欺だと思う。(80歳代 男性)

<ひとこと助言>
☆「賞金が当たった」「賞金当選のための資格を獲得」などと、宝くじ等に当
 選したかのようなダイレクトメールが海外から突然届き、賞金を受け取るた
 めの申込金などの名目でお金を支払わせる手口が、最近また増加しています。
一度だけ申し込むつもりでクレジットカードの番号を教えたところ、事例の
 ように、毎月料金を引き落とされ続けるケースもあります。安易にクレジッ
 トカード番号などを業者に知らせないことが大切です。
☆海外の宝くじは、日本国内で買うだけでも違法となる可能性があります。
 「当選した」などの甘い話には乗らず、絶対に手を出さないようにしましょ
 う。
☆高齢者が不審な請求を受けていないか、家族や周囲の人も日ごろから十分に
 注意しましょう。

http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen155.html