PSマガジン(製品安全情報マガジン
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
製品安全センター
(事例1)【電源コードの不適切な接続方法による発火】
エアコンのスイッチを入れたところ、吹き出し口から炎が出て、
柱の一部が焦げた。
→ 内部の電源コードが途中で切断され、ねじり合わせて接続されて
いることから、ねじり接続部が接触不良により異常発熱し、発火
に至ったものと推定されます。
(事例2)【洗浄液等の付着によるショート】
エアコン周辺を焼損する火災が発生した。
→ エアコン洗浄スプレーを使用した際、ファンモーターのリード線
近傍に噴霧したため、洗浄液がコネクター部に侵入し、トラッキ
ング現象が発生し、出火に至ったものと推定されます。
(事例3)【経年劣化による発煙・発火】
火災報知器のベルが鳴ったので見に行くと、稼働中の扇風機の後
部付近から火が出ていた。
→ 長期使用による絶縁劣化でコンデンサーがショートし、コンデン
サー内部の充填剤や本体内に堆積したホコリ・ちり等に着火し、
モーター部の樹脂製カバーを焼損させたものと推定されます。
◇事例1のように、不適切な電源コードの接続は発煙・
ります。
いでください。
◇事例2のように、不適切な洗浄方法は発煙・
エアコン室内機の内部洗浄は、
相談ください。
◇事例3のように、
化とみられる事故が発生しています。長期間、
ている扇風機は、就寝中や人のいない所で使用しないでください。
◎エアコン及び扇風機は「長期使用製品安全表示制度」
「設計上の標準使用期間」を超えた製品については、
明書に従って対応をするようにしてください。
http://www.nite.go.jp/jiko/