2013年8月28日水曜日

洗濯機による事故

2013.8.27 VOL.199
PSマガジン(製品安全情報マガジン)
 NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構
製品安全センター

  (事例1)【オイルの酸化熱による自然発火】
      洗濯乾燥機内部(ドラム内)の可燃物(衣類)が焼損した。

    → 油分が付着したタオルを洗濯、乾燥後、放置していたところ、残
      留していた油脂成分の酸化熱により自然発火し、衣類を焼損した
      ものと推定されます。
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  (事例2)【回転中に手を入れ、指が衣類に巻き込まれた】
      洗濯機で脱水中、ふたを開けて回転中の脱水槽から洗濯物を取り
      出そうとしたところ、指が衣類に巻き込まれ、人差指を負傷した。

    → 使用者が脱水槽の回転が停止する前に、ふたを開けて手を入れた
      ことから事故が発生したものと推定されます。
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  (事例3)【防水性製品を洗濯したことによる異常振動】
      脱水中の洗濯機から大きな音がして前面と後面の外枠が外れ、壁
      の一部が壊れた。

    → 防水性の玄関マットを洗濯したため、脱水時に回転が不安定とな
      り、異常振動を引き起こしたものと推定されます。
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   ◇美容オイル(アロマオイル等)、食用油等が付着したタオルや衣類は
    洗濯した後でも乾燥機能で乾燥させないでください。オイル等が残留
    している衣類等を乾燥した場合、残留オイルの酸化熱で自然発火する
    おそれがあります。

   ◇洗濯槽や脱水槽が完全に停止しない状態でふたを開けて手を入れると、
    回転している衣類に手が巻き込まれて負傷するおそれがあります。
    に長期間使用した製品では、ブレーキが劣化して回転が停止するまで
    に時間がかかる場合があり、注意が必要です。ふたを開けてもしばら
    く回転が止まらない場合には故障のおそれがありますので、使用を中
    止してください。

   ◇容量を超える洗濯物や防水性の衣類等、取扱説明書で禁止されたもの
    を洗濯機で洗わないでください。洗濯、脱水時に洗濯機が大きく振動
    し、洗濯機本体の破損や周囲に被害を与えるおそれがあります。

http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html