2014年1月8日水曜日

豆乳等によるアレルギーに注意!

見守り新鮮情報 第180号                平成26年1月8日

◇発行:独立行政法人国民生活センター◇


健康に良いとテレビで放送していたので、牛乳のようなものだと思い、初めて
豆乳を購入した。朝、180ccくらいをコップに入れて一気に飲んだところ、すぐ
に目の周りが赤く、かゆくなり、ひどく腫れてしまった。自分は豆腐や納豆を
食べても大丈夫である。牛乳や卵でアレルギーになることは知っていたが、豆
乳でアレルギーになるとは知らなかった。豆乳アレルギーに関する注意表示は
なかった。(60歳代 女性)

<ひとこと助言>
☆カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ等)の花粉症の人が豆乳等を飲んだ際に
 アレルギーを発症する事例が報告されています。
☆これは、大豆がカバノキ科の花粉と似たアレルゲンタンパクを含んでいるた
 めです。大豆中のアレルゲンタンパクは熱や発酵などの加工処理で活性を失
 いやすく、納豆等の加工度の高い大豆製品で症状が出ることはほとんどあり
 ません。
☆カバノキ科の花粉症のある人が豆乳を飲む際には、少量ずつ摂取して様子を
 見るなどの注意が必要です。リンゴやモモを食べてのどがかゆくなるなど、
 果物アレルギーのある方も、豆乳等で同様のアレルギー症状が出ることがあ
 るので注意しましょう。
☆カバノキ科の花粉はスギ花粉と同時期に飛散し、症状も似ています。自分が
 カバノキ科の花粉症かどうかは、医療機関の血液検査で調べることができま
 す。
☆アレルギー様の症状が出た場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。

イラスト入りリーフレット(PDF形式)は国民生活センターホームページ
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen180.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。