2014年1月14日火曜日

1.施工不良による配線器具の事故

2014.1.14 VOL.208
PSマガジン(製品安全情報マガジン)
 NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構]
製品安全センター


  (事例1)【エアコン】
      異音がしたので確認すると、エアコンとその周辺を焼く火災が発
      生していた。事故発生時、エアコンは使用されていなかった。

    →  コンセントとエアコンの電源プラグは室内機本体裏側と壁との間
      に挟まれ、抜いたり差したりできない状態で設置されていたため、
      プラグにほこりが付着してトラッキング現象が発生し、火災に至
      ったものと考えられます。


  (事例2)【食器洗い乾燥機(ビルトイン型)】
      ビルトイン型の食器洗い機を使用中、ブレーカーが落ちて機器後
      部から出火し、周辺と床面などが焼けた。

    → 施工時に、コンセントプラグ仕様の電源コードを改造(切断して
      屋内配線と手よりで結線)していたため、接触不良により異常発
      熱し、出火したものと考えられます。


  (事例3)【コンセント付洗面化粧台】
      コンセント付洗面化粧台のコンセントに電気ストーブを接続して
      使用していたところ、コンセント部から出火した。

    → コンセント付洗面化粧台が、風呂の脱衣所の窓に木枠を渡して設
      置されていたため、湿気や結露が入り込んで内部配線が腐食し、
      過熱して出火したものと考えられます。


    ◇事例1のように、プラグの抜き差しができないなどエアコンの施工不
    良による事故が発生しています。

   ◇事例2のように、コードの不適切な接続などによる事故が発生してい
    ます。

   ◇事例3のように、水分がかかったり、湿気の多いところに設置したこ
    とが原因の事故が発生しています。

http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html